ベトナムのダナンで、ベトナム飛行管理総公司が7月31日から新しいレーダーとレーダーデータ処理システムの運用が開始されました。
この報道を細かく読んでみようと思います。
▲新しく運用の始まったレーダー(上掲ニュースサイトより)
ベトナム通信社のニュースを読むと、昨日から運用の始まったレーダーは、山茶半島で2つめのレーダーになるそうです。
場所:ベトナム国ダナン市ソンチャー区
原文では「山茶半島」とあり、たぶんこれはソンチャー半島のことと思われます。グーグルアースで拡大すると、半島の山頂付近に幾つかそれらしき施設が見当たります。
▲こちらは英語版ですが、新しいレーダーは450kmの範囲をカバーするそうです。
▲赤い線がダナンのソンチャー半島から450kmの距離…海南島の大半と西沙諸島をカバーできます。黄色い線は300kmの距離ですが、中国の軍港がある三亜が入ります。
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2170億ドン(约972.36万米ドル)を投じ、2015年1月から建設を始めていたそうです。報道には「ベトナムの空域管理に貢献する」とあり、軍用ではないような感じなんですけど、あくまでも民間航空用なんでしょうかね…詳しい方がいらっしゃいましたら教えて下さい。