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【香港トラム】走る骨董品「120号車」はいつまで走り続けられるのか?

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bci.hatenablog.com

インスタグラム再々挑戦からちょうど一週間が経った。

大体の雰囲気がつかめてきたけれど、インスタグラムは、あまり長々とキャプションをつけるようなものではないようで、ツイッターで23万ツイートもつぶやいてきた私としては、ちょっと面白くない。

かといって、最近のツイッターはとてもギスギスしており、何をつぶやいても怒鳴りこんでくる人ばかりなので、迂闊にはツイートできない。つぶやいたら負けなのが最近のツイッターである。油断大敵だ。つぶやくもんか。

…というわけで、今後はブログで、インスタグラムに投稿した写真のことを書こうと思う。

今日のお題は、香港の2階建てトラムだ。

 

香港電車 HONG KONG TRAMWAYS LIMITED #香港 #電車 #tram #hongkong #hk

黒色中国さん(@blackchinainfo)が投稿した写真 -

香港に住んでいた頃、トラムにはよく乗ったけれど、トラムの写真もたくさん撮った。トラムの写真を撮る時に最適なのは、始発駅か、あまり利用客のいない駅である。香港に居てヒマがあると、そういう場所でカメラを構えてトラムを待った。

トラムはゆっくりとやってくるので撮りやすいが、何時来るかハッキリとわからない。トラムには時刻表のようなものがない。路面を走るので、他のクルマなどの都合もあって、なかなかやって来ない時がある。

カメラを手に、来るか…来るか…いつになったら来るのか…と心を焦らしながら待ち続ける。

香港は暑いので、額から、身体の至る所から、汗がにじんで肌の上を流れ服を濡らす。そういう時に、トラムがユラユラと姿を現すと、嬉しくなってくる。あの瞬間が好きなので、トラムの写真を撮るのかも知れない。

 

【香港電車】 #香港 #電車 #tram #hongkong #hk #happyvalley

黒色中国さん(@blackchinainfo)が投稿した写真 -

トラムの始発駅に行くと、そういう苦労もなく写真が撮れるので楽なのかと言えばそうでもない。複数台停まる場所だと「好みの色の組み合わせ」みたいなのがあって、次々に入れ代わり立ち代わりする別の色のトラムの組み合わせを撮っていると、あっという間に時がすぎる。

地下鉄やバスにはない、トラムのみが持ちえる「徳」

それと「120」と書いてあるトラムは、昔ながらの古い車両で、これは香港トラムマニアにとっては非常にありがたいものである。街中で見かけると、用がなくても追いかけて飛び乗ってしまう。

香港トラム - Wikipedia

▲こちらに「120号車」の詳しい解説がある。

この写真を撮った時は、ちょうどトラムを待っていると、目の前で120号車が停まってくれて、大変感動した(笑)。

ハッピーバレーは始発駅なので、ある程度客が乗らないと出発しない。ゆっくり構図を決めてから撮影し、私もこの120号車に乗り込んだ。

トラム好きの人間でなければ全く理解不能なこととは思うが、トラム好きは、こういう体験をすると、「おお-!今日はついてるぞ!」と感動するのだ。こういう時に、120号車の2階の先頭席に座り、走りながら風を受けていると、何処までも行けてしまうような気がする…と言っても、このトラムは香港島北部のホンの一部の間でしか走ってないので、行ける場所は非常に限られているのだが。

私の知る限り、地下鉄やバスにはこの種の感動はない。トラムだけが持ちえる「徳」ではないだろうか。特に120号車は「徳」が高い。乗り物も、齢を重ねれば経験を積んで成熟し、徳を身につけるのであろう。

香港路面電車<トラム>の走る街

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香港路面電車の旅―トラムには香港のすべてがみえる窓がある

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香港トラムでぶらり女子旅 (地球の歩き方BOOKS)

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