【閲覧推奨】『出張族が悲鳴! 都内ホテル「1万円の壁」どころか2万円台へ なぜこんなことになるのか』(山口伸)
— 黒色中国 (@bci_) 2024年12月19日
■都内で1万円未満はレア 週末にいたっては相場が倍に
■数は少ないが“太客”なのがインバウンド
■「1万円の壁」どうすれば安く出張できるのかhttps://t.co/m2h42kX1Vk
こちらの記事が話題になっていますけど、私もしょっちゅう東京へ行くことがあって、その度に悩むのがホテル代です。
コロナの時と直後は非常に安く、新宿のちゃんとしたホテルでも3000円台とかでしたが、それからグイグイと上昇して、今はその3000円台のホテルが8000円台に。週末だと2万円近くになっています。
私の場合、ホテルには基本寝に帰るだけで、シャワーを浴びてスマホとノートPCの充電ができれば十分なので、別に豪華でなくても、狭くてもいいし、少々駅から離れていても、荷物は身軽で足腰は丈夫なので問題ないのですが。
たぶん、似たような悩みでお困りの人は多そうなので、私のホテル探しのコツをこちらでご紹介しようと思います。
【目次】
- 【1】 基本はGoogle検索で探す
- 【2】 東京に隣接する他県のホテルを探す
- 【3】 出張の予定が確定してなくても先にホテルの予約を入れておく
- 【4】 宿泊日までに他のお得なホテルが見つかれば乗り換える
- 【5】グーグル検索の価格を鵜呑みせず、予約サイトにログインすると更に下がることも
- 【6】 キャンセル不可のホテルはお得なことがある
- 【7】 近ツリ、るるぶ、楽天、ヤフートラベル
- 【8】新宿歌舞伎町~百人町・大久保あたりのカプセルホテルは、当日に格安価格が出ることがある。
【1】 基本はGoogle検索で探す
グーグルで、宿泊したい目的地+ホテルで検索すれば、次のように表示されます。例として新宿でやってみました。
ここから、日付やら人数を変えてやると、別の画面へ移行します。
▲こんな画面になりますね。最初に出てくるホテルは「スポンサー」(つまりグーグルに広告費を払ってトップに出るようにしている)ですけど、ここでもし良い条件のホテルが見つかればそれもよし。ただ、普通はスクロールして下に出てくるホテルを確認し、条件を変えて再検索…と続けるわけですが、見逃してはいけないのは、右側に表示される地図です。ここで、「こんななところにホテルがあったのか!」という意外な見つけものを得られることがありますし、何らかの事情で特別価格を出しているホテルが見つかることもあります。
「何らかの事情で特別価格」の事情は想像するしかないのですが、たぶん考えられるものとして…
- 突然予約にキャンセルが出た(大手の旅行社や予約サイトと提携しているホテルに多い)
- 出来て間もないorリニューアルなどで売り出し中のホテル(ネット上での高評価や口コミが欲しい?)
- 本来はそれなりに高いホテルだけど、予約が埋まらない時に思い切って価格を下げることがある。
- 本来は予約サイトを経由せずに、ホテルの公式サイトで安価に出しているけど(予約サイトの手数料を払いたくない?)、たまに予約が埋まらない時にだけ予約サイトに部屋を安価に出す。
…という事情が考えられます。
(1)のタイプは宿泊日直前の一週間前ぐらいから突然出てくる。もしこれに当たったらラッキーです。
(2)のプロモーション価格を出してるタイプは大体その1回きりぐらいで、次に予約する時にプロモーション価格をやってないことが多いので、運次第ですね。
(3)は繁忙期や週末だと2万円近いのに、平日で客の少ない時なら5000円台で泊まれたことがありました。たぶん、値付けにメリハリ付けすぎのホテルなのでしょう。ちなみに、駅近で27平米、ダブルベッドの部屋でした。
(4)は手堅いホテルで、普段は予約サイトにも乗せてないから、グーグル検索でも引っかからないのだけど、たまに予約サイトに掲載した時に偶然発見できる。いつもはホテルの公式サイトで予約を受け付けているけど、そっちの値段がそもそも安いので、もしこの手のホテルを見つけられたらラッキーです。私もこのタイプで定宿にしているホテルがあります。
最近のホテル予約として注意が必要なのは、中国人が大量にやってくる春節(毎年、日が移動する)や労働節(5月1日)の連休なんかは、先回りいつがそれに相当するのかを調べて、できればその日を避けてホテルを予約するべきです。
それと、私は使ったことがないのですが、女性のみ特別価格の宿泊施設やホテルプランも存在するので、女性の方はそういうのを積極的に探してみるのも良いかも知れません。
* * * * *
こういうホテル探しを1~2年やっていると、大体の見当がついてきて、「あそこに行くなら、あのホテル」というのが見つかりますし、そこがダメなら手早く別の格安ホテルを見つけられるようになりますし、こういうホテル探しになれていると、他の地域でホテルを探すことになっても、すぐにお得なホテルを見つけられるようになる…というわけです。
【2】 東京に隣接する他県のホテルを探す
東京出張だからといって、東京都内や絶対23区内でないとダメ…ということもなく、往復の交通費を込みにしても、近隣県のホテルの方がずっと安いし部屋も広くて使いやすい…ということは普通にあります。
私の場合、朝早起きするのは全然苦にならないので、少々目的地から離れていても大丈夫。それより出張中はなるべく広くて静かな部屋で寝ておきたいし、遅くまで飲み会に付き合わされるのもイヤなので、「すみません、ホテルが遠いので…」と言ってさっさと退散する理由にも使えます。
大体、東京周辺は交通の便が非常に良いので、他県のホテルでも東京の中心部まで1時間以内で普通に行けちゃいます。
【3】 出張の予定が確定してなくても先にホテルの予約を入れておく
東京に月一ペースで行ってた時は、出張が確定してなくても、お得なホテルを探して三ヶ月前から毎月の予約を先に入れたこともありました。
なぜ「三ヶ月」かといえば、それ以上先の予約だと「早割」がなかったりします。宿泊日から三ヶ月前を切ったあたりから、値引きが本格化し始めるから、大体「この月のこのあたりで出張入るかも」ということがあれば、先にホテルを予約しておくのです。もし出張がなければキャンセルすればOK。最近の予約サイトだと当日前までなら無料でキャンセルできることが多いです。
または、出張が決まる時に、「その日だと都合悪いので、こちらの日程でお願いできませんか」と相手に頼んで調整してもらいます。自分が先にホテル予約していた日程に出張の日程を合わさせるのですw
業務にもよりますけど、双方の都合があるだろうから、頭ごなしに「この日程で来てもらわなきゃダメだ!」ということも少ないと思うのですね。大体、そういうタイプの出張だったら、それなりに余裕を持って前から予定を組んでたりするでしょうし。
私は「ホテル探し」が趣味になっているのでw、暇があると面白そうなホテル、お得なホテルを探して、出張がありそうな時期に予約を先に入れるようにしています。
【4】 宿泊日までに他のお得なホテルが見つかれば乗り換える
私はなるべく早めにホテルを予約しておいて、それから週に1回とか、直近になれば数日に1回ぐらいの頻度で、そのホテルの価格の変動や周辺の他のホテルの価格をチェックしています。
すると、三泊の合計金額で最初の予約価格よりも1万6千円得をしたとか(つまり1泊あたり5千数百円価格が下がった)、最初は1泊1万3000円ぐらいだったのが、直前で6000円台になってたとか(たぶん団体旅行のキャンセル)、近隣の他のホテルで部屋が埋まらず特価で出してきたとか、そういうのが度々ありました。
【5】グーグル検索の価格を鵜呑みせず、予約サイトにログインすると更に下がることも
グーグルが収集しているホテルの価格と、実際にその予約サイトでログインした時の価格が別…というケースがたまにあります。だから、主要な予約サイトは会員になっておいて、ログインして価格を確認するのが重要です。
【6】 キャンセル不可のホテルはお得なことがある
キャンセル不可を条件に、格安で部屋を提供するホテルがたまにあります。もし、「絶対その日に必ず宿泊する」と決まっている出張であれば、このタイプのホテルは好都合ですね。そして、たまに見つかる「なんでこんなに安いの?」というホテルは、この「キャンセル不可」のケースがあるので、安価だからとすぐ飛びつかずに、ちゃんとキャンセル条件を確認するのがベストです。
【7】 近ツリ、るるぶ、楽天、ヤフートラベル
■るるぶ(JTB)
■近畿日本ツーリスト
この2社は、日本最大手の旅行会社ですが、たぶん団体旅行の利用が多いためか、そもそもの利用者が多いためか、たまに信じられないレベルの安価なホテルが出てきたり、早割が得だったりすることがあります。たぶん直前のキャンセルとかじゃないかと思われます。
それと、
■楽天トラベル
たまにですが、「楽天でしか予約できないホテル」というのがあったりします。それが何故か安い。たぶん、色んな予約サイトを利用せずに、ネット予約は楽天一択にしているタイプのホテルじゃないかと思われるのですが。
この3社は取り扱い量が多いので、いろいろあるんでしょうね。時間に余裕がある時は、この3社のサイトでホテル価格を調べるようにしています。
■ヤフートラベル
ヤフートラベルは最近、他の大手を追撃しているようで、かなり値引きに積極的です。ペイペイ払いでやれば、あとでキャッシュバックだか、ポイントバックというのがあったかな。それで半額近いディスカウントができたこともありました。またはペイペイ払いだと1000円引きとかあったか。だからペイペイを使ってる人なら、ヤフートラベルの方でホテルを探してみるのも手です。
【8】新宿歌舞伎町~百人町・大久保あたりのカプセルホテルは、当日に格安価格が出ることがある。
冒頭で紹介した記事では、「カプセルホテルでも1万円」と書かれていいましたが(※12月21日土曜日の価格なので特別高くなっているとは思いますが)予約サイトで探して空き部屋がなかったり、価格が高騰していても、新宿の歌舞伎町から百人町やら大久保あたりに点在するカプセルホテルだと、当日で格安の価格が出ていることも。去年の夏のそれなりに他のホテルが高い時期でも、3000円台のプライスが出ているのを見たことあります。
たぶん、部屋が埋まらないまま当日を迎えたのか、ドタキャンの客がいたのか。通りすがりの客でもいいから部屋を埋めようとしているのかと。ホテルの前まで行くと格安の値段を提示している看板があったり、ネット上で捨て値で出している時もあります。
私の場合、新宿で深夜まで飲み会に付き合わねばならない時があり、それだと午前三時とか明け方まで続き、終わりの時間が全然読めないので、その場合だと新宿に早めに行って、当日価格の看板を見たり、ネット上で安いところをみつけて、そこに荷物を預かってもらっておきます。どうせ寝られても数時間…ずっと荷物を持って移動するのも疲れるので、ほぼ荷物を預かってもらうための「高めのコインロッカー」として利用するわけです。
もし突然東京へ行く用が出来たり、帰るつもりが泊まりになったり、事前に予約するのを忘れた、出来なかった…みたいな場合、「新宿のカプセルホテルに当日飛び込み」という手もあるわけです。
▲ビジネスホテルの裏事情について書かれた珍しい本です。こういうのを読んで、普段からホテルについて学んでおくと、自分だけの「格安ホテルの探し方」が見つかるかも知れません。