▲こちらの記事を公開してから、ツイッターで多くの反響を戴きました。単にダシを取った後の昆布を刻んで、厚揚げとモヤシと一緒に炒めただけのツマラナイ料理なんですけど、こんなにウケるとは恐縮でありますw
ただ、上掲のツイートの後で、厚揚げじゃなくて「テンペ」でも良さそう…というリプライを戴きました。
【目次】
テンペ?
初耳なので、早速調べてみました
「テンペ」ってなんだろう…と思い調べてみると…https://t.co/Ss8VBZJ37E
— 黒色中国 (@bci_) 2018年2月28日
「インドネシアの納豆」って気になりますね。
これって中国や日本でも手に入るのかな…探してみようと思います(^^) pic.twitter.com/7YBR8VQY58
テンペはクモノスカビと言うカビの発酵食品です。納豆は枯草菌です。どちらも無塩発酵ですが、テンペは皮を剥いて作るのが違います。味も納豆臭は全くありません。別物です。日本で作られるテンペは衛生管理が良く1種類のカビで作られるのであまり白くはならないです。テンペ研究会会員より(笑)
— sugim the cat (@sugim) 2018年2月28日
テンペ研究会の会員さんからもリプライをいただいては、メチャクチャ気になるではないですか!
もう頭の中はテンペ!テンペ!テンペ!テンペのことだらけになって、仕事が手に付かない!!
▲というわけで、早速ゲットしました。こちらがそのテンペです(^o^)v
観察と試食
▲たくさんの大豆が煮凝りみたいになって固まってますね。この白い「つなぎ」みたいなのがクモノスカビ?みたいなんですけど、この部分がフワフワじゃなくて結構カタイのです。
▲断面。こんな感じで大豆がギッシリつまっております。
最近の豆腐はここまで大豆を使ってないでしょうね。テンペはかなり贅沢な食べ物です。
▲端っこを切り落として小指ぐらいの大きさに切ってみました。そのままでちょっと食べてみましたが、納豆とは違ってクセのある風味はありません。
▲油で数分軽く焼いてみました。
▲キレイにこんがり焼けました。まずそのままかじってみると…テンペそのものには特に味はありません。ただの大豆のカタマリです。
▲ガーリックソルトで食べてみました。
テンペを油で焼いてみると、油が吸収されてしまい表面が濡れていないので、ガーリックソルトはくっついてくれません。つまり、味を絡めようとしたら、衣なりソースが必要になります。
▲そこで焼肉のタレをつけてみると…これは美味しかったです。私はエセベジタリアンの時々素食な人なので、たまに木綿豆腐にから揚げ粉をつけて焼いて、焼肉のタレで食べるのですが、この組み合わせが非常に良いので、テンペにも合うのではないか…と思いました。
ようするに、テンペを食べようと思ったら、味付けには一工夫いるようです。
テンペのあんかけ唐揚げ
とりあえず何かテンペを使って一品作ってみることにしました。
まずはテンペをこんな風に切ってみました。
テンペは大豆のカタマリなので、分厚いと中まで火が通りにくいです。ですから5~7ミリぐらいに切りました。
▲ボールにうつして、唐揚げをまぶしてみました。
▲フライパンに油を引いてゆっくり焼いてみました。
▲ほどよく香りがしてきたらひっくり返します。
▲少し焦げ目が付く程度にしっかり焼いた方がいいですね。
▲それから水溶き片栗粉、醤油を入れました。まるで五平餅みたいなニオイがしてきますw。
本当なら味醂がほしかったのですが、切らしていたので、砂糖を少々入れてみました。
実食
▲お皿に盛り付けて出来上がり。
▲テンペそのものは固くて油は吸収するものの、味をからめるのは難しいので、衣をつけた上であんかけ…みたいなやり方でないと味を絡ませるのが難しい…と思ったわけですが、これだとあまりダイエットにはならないのかな…味付けには今後もっと工夫してみようと思います。
▲でも、初めてのテンペ料理の割にはキレイに仕上がったではないですか(^^)
▲肝心のお味の方は…固めの豆腐みたいな感じかな。柔らかさにかける豆腐ハンバーグみたいな。ソースにこだわって、これに野菜とか添えてあげれば、立派な一品になると思いました。レパートリーが増えたら、もう肉やめて、テンペに切り替えるのもありかも知れない。
▲テンペはインドネシア起源ですが、今は日本のメーカーが国産大豆を使って国内生産しており、安価に流通しております。このマルシンのパッケージを見ると、「ギャバ」「イソフラボン」「食物繊維」「コレステロール・ゼロ」とあるので、そういうのが気になる人にとっては嬉しい食材ですね。

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