【重要】中国が26人からなる選手団を平昌パラリンピックに送った…という写真。よく見ると横断幕に「~十九大精神、全力奮闘平昌冬残奥会」とある。「十九大」とは去年の中共の党大会のことだが、今の中国では何でも「十九大精神」で、文革時のスローガン「毛沢東思想万歳」を思わせるものとなっている https://t.co/6fVecet8BE
— 黒色中国 (@bci_) 2018年3月3日
▲こちらの連投で既に書いておいたけど、ツイッターだとそのまま流れていってしまって、後でナニを書いたのかよくわからなくなってしまうので、今後はブログの方に収録して記録を残しておこうと思う。
ようするに、平昌パラリンピックの中国選手団の団結式で掲げられていた横断幕が、党のプロパガンダか、選手の激励かよくわからないものになっているけど、最近の中国では何処行ってもこんなプロパガンダが溢れている…ただ、このプロパガンダの意味するところは…
横断幕が全部写っている映像を見つけました。
— 黒色中国 (@bci_) 2018年3月3日
「学習貫徹党的十九大精神、全力奮闘平昌冬残奥会」ですね。
これってパラリンピックの選手団の団結式の模様なんですけど、その横断幕が党のプロパガンダなのか、選手団の激励なのか、よくわからないものになってしまっています。これが今の中国ですw pic.twitter.com/mM5w7P4yB0
▲横断幕の頭が切れていたので、中国のニュース映像から引っ張ってきた。
「学習貫徹党的十九大精神、全力奮闘平昌冬残奥会」
(第19会党大会の精神の学習を貫徹し、平昌冬季パラリンピックで全力奮闘しよう)
…ということなのだが、党大会の精神とパラリンピックに何の関係があるのか…というのが普通の日本人の感想ではなかろうか。
この手の、なんでもかんでも無関係のことにいちいち政治のことをくっつけるスローガンは、文革の時などに毛沢東思想を絡めてよく見られたものである。
去年の十九大(中国共産党第十九回全国代表大会)は、習近平を「核心」として定義し、「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」を党規約に明記したもので、「十九大精神」云々というのは、ようするに習近平礼賛のスローガンになってます。これが今の中国では街中の至る所に掲げられてます…
— 黒色中国 (@bci_) 2018年3月3日
▲こちらのツイートでも書いたけど、「十九大精神」というのは手っ取り早く説明すると、「習近平礼賛」に関するものだ。文革時代なら「毛沢東思想万歳」とか書いていたところを、今はちょっと洗練させて「十九大精神を学ぼう」という書き方になっているのである。
最近の中国の街中では至る所に「学習貫徹党的十九大精神」などのスローガンが掲げられていて不気味である。
ただ、あくまでも国内向け、街頭での宣伝のみと思っていたのだけど、ついにパラリンピックの団結式…外国に配信されるニュースにもなるイベントの横断幕にも、この党プロパガンダが登場した…というわけだ。
▲これらの兆候は以前からあって、「今の中国は北朝鮮ならぬ『西朝鮮』w」と今までは冗談を言ってたけど、段々と冗談ではすまないようになっているのが現在の中国である。