インスタグラムが「何なのか」いまだにわからない
2013年に初めて使い物になるスマホを買った時に(それ以前にファーウェイの格安スマホは持っていたけど、これは非常に使いづらかった)、インスタグラムをインストールしたけれど、当初私はこれが何なのかよくわかってなかった。カメラアプリの一種だと思っていたが、どうも使いづらかったので、すぐに削除してしまった。
去年、ツイッターでインスタグラムが話題になっていたことがあって、またアプリをインストールして使ってみたのだけれど、結局、何が面白いのかサッパリわからなかった。
写真の投稿をするだけなら、ツイッターで充分だ。
でも、最近またインスタグラムのことが気になりだしたので、もう一度チャレンジしてみることにした。
なぜ多くの人がこのSNSに魅了されるのだろうか。ツイッターよりもユーザー数が多いというではないか。私はツイッターに少なからぬ時間を投入して、ツイッターの限界も感じているけれど、ツイッターよりインスタグラムに人気がある理由が全く理解できない。
たぶんこれは、魅力を理解してから始めるものではなく、始めないと魅力がわからないものに違いない。
今回、インスタグラムに再挑戦したきっかけ
現在、ニコンのデジタル一眼レフカメラの交換レンズの購入を検討しているのだが、レンズの描写性能を知るために作例を見たい…と思った時にインスタグラムだと簡単に探せるのに気が付いた。初めて、インスタグラムが便利だと思った瞬間だった。
ここで学んだのは「ハッシュタグ」が重要であるということ。
ツイッターだと、字数制限もあって、ハッシュタグをたくさんつけていると本文がかけなくなってしまう。
インスタグラムには字数制限がないらしい。だから、大量のハッシュタグをつけたのが珍しくない。
試しに、ハッシュタグをつけてみたら、知らない人からも「いいね」をもらえた。やっとつかめてきた。
現代における雑誌みたいな一面も
YOUTUBEで調べてみたら、インスタグラムについて誰かが解説しているかも知れないと思って、見つけたのがこの動画。どうやって稼ぐんだろうか…と思ったら、ファッションの分野で影響力を持つ人がスポンサー契約をしているんですね。こういうのはブログの世界でもある。
最近は雑誌が売れないという話をよく聞くけれど、インスタグラムがファッション雑誌の役割も果たしているわけだ。私とは直接関係ないけど、ちょっとつかめてきた。
インスタグラムで活動する写真家も
■Instagramフォトグラファーズ | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
ツイッターでつぶやくニュースの「仕入元」としてニューズウィークは毎日チェックしているので、この「Instagramフォトグラファーズ」は少し前から知っていた。あまり気にならなかったのだけれど、
■難民キャンプで生まれ育ち、写真家になった男 | Q.サカマキ | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
最近公開になったこの回には強く惹きつけられた。
これって、昔の「LIFE」みたいなものだな、と思った。
私は若い時に写真にハマった時期があって、色んな写真集や写真雑誌を見るのが好きだった。その時に「LIFE」も見たのだけれど、インスタグラムはスマホ時代の「LIFE」でもあるのがわかった。
香港雨傘革命の時に感じた「壁」
2014年に香港で起きた民主化運動である「雨傘革命」の時、私はたまたま香港にいて、合計9日間、占拠の現場に入り込んで、そのうち3日間は占拠地で夜を過ごしてツイートを続けた。
撤去開始を前に、バリケードを挟んで警官と学生が対峙する最中、一人の少女が必死で道に文字を書き始めた。「民主必勝 FIGHT FOR DEMOCRACY」
— 黒色中国 (@bci_) 2014年10月14日
少女は逃げもせずに、この言葉で警官隊を迎えるつもりなのだ #香港#雨傘革命pic.twitter.com/PAzRvoBHMF
このツイートはたくさんRTをされたけれど、あの時に惜しいと思ったのは、香港雨傘革命は世界的に注目されている運動にも関わらず、私は日本人に向けての情報発信に終始していた…ということだ。
英語のハッシュタグをつけておけば良かったのかも知れないけど、たぶん、ツイッターというのは、我々が感じる以上に「言語の壁」がある。
ただ、インスタグラムはビジュアル重視のSNSで、「言語の壁」はツイッターほどないような気がする。既に幾つか公開した写真への「いいね」を見ても、言語も国籍も関係ないようだ。
『ツイッター』も何のためにあるSNSなのかよくわからなくなってきた件
最近ツイッターでは、何をつぶやいても攻撃やら中傷を受けるようになってしまい、ただ面倒なだけのSNSになってしまった。
通知欄、メンション欄が罵倒だらけになってしまうので、片っ端にブロックしたりミュートを使って「整理」しないと、有意義な意見が罵詈雑言に埋もれてしまう。いちいち誹謗中傷に返答していても、余計に面倒が増える一方なので放置するしかない。
ツイッターは既に「つながる」ためのメディアではなくなって、「他者を如何にして効率的に拒絶するか」に苦心するためのものになってしまっている。最近ツイート数を減らして、ブログに注力しているのはそういう事情でもある。
ただ、ブログに引きこもっているのも寂しい話だし、上手く活用できるSNSがあるのならぜひ利用してみたい。インスタグラムで何が出来るのかまだ不明だけど、しばらくは1日1~2枚のペースで投稿し、可能性を実験してみたい。